2015年12月03日
12月に入ると、テレビでお掃除洗剤のCMをよく見かけるようになります。
お風呂洗剤、お風呂のカビ取り洗剤、お風呂の排水溝用洗剤、
お風呂や洗面所の鏡をキレイにするスポンジや洗剤、
キッチンまわりの油汚れ用洗剤、除菌用洗剤、
トイレ用洗剤、窓拭き用洗剤・・・などなど、いろいろありますね。
全部用意するとなると結構な金額になります。
そこで 『重曹』 と 『クエン酸』 の2つを使ったお掃除を紹介します。
まず今日は『重曹』を使ったお掃除。
重曹は弱アルカリ性ですので、油汚れや汚れなどの酸性の汚れに使えます。
消臭作用もあり、消臭剤としても活用できます。
■重曹スプレー
①スプレーボトルを用意してください。(100円ショップなどに売ってあります)
②ぬるま湯 250ml に対し、大さじ1の重曹を溶かします。
*お湯が熱すぎるとボトルが変形したり、やけどの原因になりますのでご注意ください。
■重曹ペースト
①ペーストを作る容器を用意してください。
②重曹3に対して水1の割合で溶かして混ぜます。
★各所排水溝のお掃除
①お風呂、キッチンの排水溝に重曹をまんべんなく振り掛けます。
②その上からクエン酸(市販のお酢で結構です)をまんべんなく振り掛けます。
重曹とお酢が反応してシュワシュワ泡立ってきます。
③1時間放置した後、強めの水流でよく洗い流してください。
★キッチンのお掃除
①重曹スプレーをキッチン周りの油汚れに吹きかけ、拭き取ります。
②汚れがひどい部分には、重曹スプレーを吹きかけ、キッチンペーパーなどでパックして
しばらく置いてから拭き取ります。
★ごとくのお掃除
①ごとくが入る大きなお鍋(アルミ製以外)にたっぷりの水を入れ、
沸騰させたら火を止めて、大さじ3程度の重曹を溶かします。
②やけどに注意しながら、鍋にごとくを入れてください。
③一晩つけ置きした後、水でしっかり洗い流します。
残った汚れはスポンジなどで軽くこすって下さい。
★ガスコンロ本体のお掃除
①安全のため、ガスの元栓を閉めてください。
②炎の出る部分にスプレーがかからないように気を付けてください。
③汚れの気になる場所に重曹スプレーを吹きかけます。
汚れ落ちがよくなるよう、キッチンペーパーなどでパックします。
④しばらく置いた後、きれいにふき取ります。
★換気扇のお掃除
①流しのシンクにお湯をためられるよう栓をしてください。
栓がない場合は、大きくて厚手のビニール袋をシンクに広げてお湯をためます。
(50~60℃)
②ためたお湯に重曹を加えて重曹水を作ります。
お湯10リットルに対して、重曹1カップが目安です。
③やけどに注意しながら、重曹水の中にファンや部品をつけ置きます。
④一晩つけ置きして、しっかり洗い流します。
残った汚れはスポンジやブラシなどで軽くこすって下さい。
★バスタプのお掃除
①重曹スプレーをバスタブに吹きかけ、20分ほど放置します。
(アルミ製・大理石製・木製には使用しないでください)
②しっかり水で洗い流した後、拭き上げてください。
*重曹スプレーは普段のお掃除にも使えます。
★お風呂小物のお掃除
①お風呂の残り湯に重曹1カップを入れます。
②その中に洗面器や椅子、お風呂で使う小物などを入れ、一晩つけ置きます。
(重曹水で落ち切れなかった石鹸カス汚れはクエン酸で落とします)
③しっかり水洗いしてください。
★お風呂の目地のお掃除
①使い古しの歯ブラシなどをつかって、重曹ペーストで目地をこすり洗いします。
②しっかり水で洗い流した後、拭き上げてください。
★その他
重曹には消臭作用があるので、重曹スプレーを下駄箱にシュッとしたり、
ごみ箱にシュッとすると、酸性の臭いにききます。
*重曹にはアルミ材質の物に使用すると黒く変色することがありますので、
アルミ材質の物には使用しないでください。
*重曹には研磨作用がありますので、やわらかい材質の物や場所には使用しないでください。
洗浄されるものの取扱説明書をよく読んで、確認してください。
*手荒れなどの予防のため、ゴム手袋などをお使いください。
*お湯を使われる場合はやけどにご注意ください。
ガスが出ない、異臭がする、等、ガスに対して異常を感じた時はただちにご連絡下さい。24時間受付けております。